タイトル:社長のための1年で会社を黒字にする方法
著者:武田雄治
読数:2読目3分ぐらいでざっくりとまとめると

  • 「記録すること」は「なんとなく」と言うあいまいな事実を「見える化」することができる
    →月次決算やれ

  • 重要なのは「正しく記録すること」と「タイムリー」に記録すること
    →「損益区分」を正しく、「発生主義」で記帳、「費用収益対応の原則」

  • 黒字を達成するには「売り上げを増やす」か「粗利率を上げる」か「販管費を減らす」

  • 順番が大事(コスト削減をやってから売り上げ拡大を図る)

  • 会計には財務会計と税務会計がある。
    →公認会計士は財務会計の専門であり、税理士は税務会計の専門家。


私の10余年の経験からも、月次決算を真面目にやってた年度は業績が良かったので、月次決算が大事というのはとても実感していて、クライアントや友達の経営者には月次決算を勧めています。
弥生会計のインストラクター資格を持っているので建前上は弥生を勧めてますが、ぶっちゃけ弥生でなくても、会計王でもJDLでも最近流行のクラウドの会計ソフトでも良いから月次決算やっとけって思う。

久しぶりに改めて読み直して、損益区分と発生主義は意識していたが、費用対収益対応の原則につてはすっかり失念していたことに気づいた。
コスト削減の話については、やっぱり会計士(税理士)であって経営者ではないな、という物足りなさがあるが、順番が大事(売上拡大よりもコスト削減が先)という話には一理ある。
ん?最初に読んだときも理屈はわかるけど・・・と思った気が。
でも全体的に良書。たまに読み直したい1冊。


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