「名選手必ずしも名監督ならず」
と言う言葉がありますが、仕事の出来る人が教えるのも上手いかと言うと、必ずしもそうではありません。むしろ、仕事の出来る人ほど教えるのが下手、あるいは苦手意識を持っている人が多いようです。

さて、仕事を教えるときは、1つの作業を10に分解して教える必要があります。
相手の知識や経験、スキルによってはさらに細かく20とか30に分解する必要があるかもしれません。

1を1のまま教えようと言うのは、相手が天才とか相応の才能があるとかであれば別ですが、基本無理なワケです。

相手が1を聞いて10を知るような天才であれば別ですが、普通の人は10を聞いて1を知るのが精一杯です。
つまり、1を教えるためには最低でも10教えなければいけないワケです。

例えば、作業の流れの中で「水漏れのチェックをしてください」と言う場合も、水漏れのチェックの仕方が判らない人には100回チェックをするように言っても水漏れのチェックが出来るようにはなりません。
まず、チェックの仕方を細かく教える必要があるからです。

しかし、出来る人ほど「1つの作業を10に分解する」のが苦手なようです。

数年前にドラマ化した某マンガの中で、
普通の人はA→B→C→Dと順を追って理解していくが、天才の場合はA→Dのように中間を飛ばして認識・把握してしまう。
だから天才が一生懸命教えているつもりでも凡人相手には伝わらない。
と言う話があり、コレを読んだときに「あ~なるほどな」と思ったものです。
ちなみに、ドラマの方は見なかったのでTV版でこの話があったかどうかは不明です。原作のコミックを読んだのも10年近く前の話です。
獣医ドリトル 1 ビッグコミックス
ちくやま きよし
小学館
2002-12-25

 

閑話休題

仕事でも勉強でも、人に教えるためには相手の10倍、その事柄に対して詳しくないと教えることが出来ません。

ここで言う「10倍詳しい」とは、「10倍知識がある」とか「10倍やり方や方法を知っている」と言うだけではなく「1つの作業を10以上の手順や注意点に分解して詳しく説明できる」と言うことも含みます。
むしろ、技術を教える場合はコレが一番重要かもしれません。

そのためには、作業の流れや動作の意味、あるいは動作に対する自分の認識を分析して細かく分解する必要があります。
これは、人に教えるときだけでなく、普段から意識して取り組むことで、仕事の無駄を省いて効率を上げたり、より仕事の質を高めて行く事にも繋がります。

部下を持ったり人に教える立場になったら、ぜひ意識して取り組んでもらえたらと思います。

人に教えることが最も自分の勉強になる。
これもよく言われる言葉です。
後輩を指導したり、人にモノを教えるときは自分自身が成長するチャンスだと認識しましょう。

言って聞かせて
やってみせて
させてみせて
ほめてやらねば人は動かじ
(山本五十六)
Isoroku_Yamamoto

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