ランチェスターの法則とは、1914年にランチェスターによって発表されたオペレーションズ・リサーチの手法の1つで、もともとは戦争で戦闘結果を予測するためのモデルであり、最近では経営に応用されている。
ランチェスターの法則には第1法則と第2法則があるが、一般的に経営学や経済学でランチェスターの法則と言った場合は第2法則をさす。
第2法則とは、
戦闘力=武器の性能×兵員数の二乗
で表される方程式のことである。
例としてAチーム20名対Bチーム10名で戦闘を起こった場合、仮に武器の性能を等しいとすると
20の二乗-10の二乗=300
となる。
戦闘力は二乗されているのでルートをとると17.3であり、20名と10名で戦闘を行うと、Aチームが17名残って勝つという結果になる。
Aチームが勝つのは当然だが、その際、Aチームの残り兵員数が10名でなく17名であるところがポイントになる。
この考えを経営に応用したものがランチェスター戦略またはランチェスター経営と呼ばれている。