門前の小僧の経営学

中小企業経営者・個人事業主の経営学。経営セミナーに参加したりビジネス書を読んだりして「これは!」と思った内容をメモ代わりにまとめています。

    経営セミナーに参加したりビジネス書を読んだりして「これは!」と思った内容をメモ代わりにまとめているブログです。
    ランチェスターやドラッカーが中心になると思いますが、特にこだわりはありません。

    タグ:マキャベリズム

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    昨年参加した岡山県中小企業家同友会岡山北支部11月例会のカカトコリ師匠の話の中で、ツーヘッドイーグル(双頭の鷲)の話題がありました。

    カカトコリ師匠は二代目経営者なので社長就任後しばらくは会長(父親である前社長)が色々と口出しして、自分の方針とは違うことを言ったりしたりするので従業員の掌握に困ったと言う話。
    カカトコリ師匠に限らず、二代目三代目の社長にはよくある悩みの様です。

    私の場合は前の会社では形式的には二代目でしたが実質は創業者でしたし、今はまた新しい会社なのでまたもや創業者。
    そもそも二代目三代目にあるような悩みとは無縁なワケですが、宮仕えしていた頃や学生時代を含めても権力掌握に困った記憶がありません。

    秘密と言うほどの秘密ではありませんが、個人的にはマキャベリと韓非子のおかげだと思っています。

    韓非子は中学の頃に、マキャベリは高校の頃に読みました。それ以後も折に触れて解説本や要約本で読み返していたりします。
    大きな声では言えませんが、大好きなんです。 
    韓非子やマキャベリズムに傾倒しすぎると冷たいとか厳しいとか言われちゃうんですけどね。

    さて、君主論では、
    愛され、かつ恐れられる君主になりなさい。
    両立が難しいときは恐れられる君主になりなさい。
    愛されるだけの君主は必ず裏切られる。
    とあります。

    私も経験上その通りだと思っています。従業員は甘やかし過ぎても厳しくしすぎてもダメになります。
    扱い方は韓非子・マキャベリで、接し方はコーチングやサーバントリーダーシップといった流行の手法で、と言うのが私の流儀です。

    もっとも、従業員にわざわざ韓非子やマキャベリでなんて話はしませんけどね。
    種明かししてどうすんだ馬鹿馬鹿しいってことで。
    でもまあ、スタッフワークが上手く行かない、と言う経営者の方にはこっそりお勧めすることがあります。

    一般的なイメージは最近の流行り(従業員満足度高めて云々)とは真逆のイメージなので、敬遠されたり用いていても公言を憚ったりされますが、何百年も何千年も読み継がれてきたものにはやっぱり得るべきものがあるのです。

    ただまあ、韓非子もマキャベリも、すでにある組織で権力を掌握するには便利なんですが、創業者としてゼロから組織を作る際にはあまり必要ありません。
    個人事業から脱皮して従業員を雇いたいと思ったら読んでみても良いんじゃないかな。

    敢えて言おう、組織を掌握したいなら君主論と韓非子を読めば良い。

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    傭兵に頼る国家は安全ではない。(君主論/マキャベリ)

    lgf01a201309192000傭兵と言うのは、勝ち戦であれば喜んで戦いますが、勝利のあとで手柄を吹聴してギャラを上げようとし、負け戦であれば早々に逃げ出そうとします。
    当然、国家への忠誠心も薄く、身を削ってまで尽くすと言うことはありえません。

    国家を会社に、傭兵を派遣社員あるいは外注に置き換えればそのまま会社経営にも当てはまります。
    日本人は情緒的なところがあるので、先に挙げた例ほどドライではありませんが、おおむね似たり寄ったりです。

    ブラック企業の社員がなぜ使い潰されてしまうのか?
    正社員(直接雇用)だからです。
    派遣社員や外注業者だったら潰れる前にさっさと逃げ出してしまいます。

    忠誠心と言う点では最近は正社員でも怪しいのが増えてきましたし、ブラック企業の従業員の場合は忠誠心と言うより責任感かもしれませんが、、、

    しかし、事は忠誠心だけの問題ではありません。
    会社のコアとなる業務やノウハウは、正社員で賄わなければ技術やノウハウの流出し、競争力を失ってしまいます。

    先日、ある先輩経営者とお話したときのこと。

    『うちは兵隊(自社社員)がいるから、本気になれば自社社員を抱えていない名前ばかりの大手には入札で絶対に負けない。』

    と言っていました。

    当然ですね。
    自社社員がいないと言うことは現場のスタッフは全て外注ということになります。
    当然、これ以上下げられないコストと言うのがあります。
    自社社員であれば、赤字ぎりぎりまでコストを下げたり、最悪他の売上でカバーできれば単体の案件では赤字で受注することも、やろうと思えば出来なくはありません。

    傭兵に頼っていては勝てないのです。

    もちろん、傭兵(派遣社員や外注)が不要と言うわけではありません。
    現代では派遣社員や外注をうまく活用しなければ管理費が高コストになり、事業自体が上手く回らない可能性もあります。
    大事なのは、使いどころを弁え、自社のコアを社外のリソースに依存してはいけないと言うことです。

    あなたの会社や組織は大丈夫ですか?


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