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何かと嫌われたり、役に立たないと罵られることの多いマニュアルですが、実はとても重要です。
マニュアルが役に立たないと言う人は、マニュアルの役立て方を知らない、実は自分が応用の利かない役立たずな人間だと公言しているようなものです。
言い過ぎですかね?至極真っ当だと思うのですが。

もちろん、マニュアルだけに頼った教育や業務の運営もダメですが、、、

マニュアルは上手く活用することで、新人社員を無理・無駄・漏れなく、早期に1人前にレベルアップさせ、組織全体のサービスや技術のレベルの底上げもしてくれます。
とくに、新人教育をOJTだけに頼っている会社はマニュアルの導入と活用を真剣に考えるべきです。
私のここ数年の経験からも、マニュアルは新人の促成栽培に特に有効です。そのうちマニュアルの導入と活用について詳しく書いてみたいと思っているぐらい実感しています。

そして、もう1つ重要なのは、マニュアルは定期的に見直し、改定・更新する必要があるということです。
マニュアルが役に立たないというのは間違いですが、役に立たないマニュアルというのは世の中に多く存在するようです。作ったは良いけれど、何年も更新されず内容が古いまま・・・というのはまさにこの役に立たないマニュアルの見本になってしまいます。

経営やマネジメントにはPDCAが重要とよく言われますが、マニュアルの運用にもこのPDCAがとても重要です。

PDCAとは、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)を継続して繰り返し物事の精度を高めていくこと。
計画:まずは何をマニュアル化するかを計画します
実行:マニュアルを作成します
評価:マニュアルと実際の業務や研修の内容を比較評価します。
改善:マニュアルを更新・改訂します。

よく出来たマニュアルはその会社のノウハウの塊であり、知的資産そのものです。マニュアルの更新(PDCA)によってノウハウの精度をより高めることが出来ます。

個人事業ならマニュアルなんか無くても何とかなるけど、人を雇うようになったら真剣に考えるべき内容の1つです。

仕事のあたりまえは、すべてルールにまとめなさい!
寺内 正樹
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2009-09-14

 
仕事と組織は、マニュアルで動かそう
内海 正人
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2011-10-18