門前の小僧の経営学

中小企業経営者・個人事業主の経営学。経営セミナーに参加したりビジネス書を読んだりして「これは!」と思った内容をメモ代わりにまとめています。

    経営セミナーに参加したりビジネス書を読んだりして「これは!」と思った内容をメモ代わりにまとめているブログです。
    ランチェスターやドラッカーが中心になると思いますが、特にこだわりはありません。

    タグ:会計

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    短期の利益を捻出するために支出を削減することは、将来のキャッシュフローを放棄することにほかならない。 (ドラッカーと会計の話をしよう/林總)

    端的に言うと『その支出は消費なのか投資なのか』と言うことです。

    銀行や税理士さんが大好きなコストカット。その「コスト」は本当に削減しても大丈夫なコストですか?

    消費も投資も帳簿上では同じ「経費」です。

    「消費」を削減しているつもりで「投資」を削減してしまうと、短期的には(経費が減って)利益が改善したように見えることがありますが、中長期的には売り上げが減少してしまい本末転倒してしまいます。
    数字だけで物事を考える人たちは、得てしてそこに気付かない人が多いのです。 

    例えば商品仕入れ、同じ品質同じ数量の商品を5%安く仕入れることには意味があります。
    しかし、品質を落としたり数を減らして5%減らしたとしたらどうでしょう?見かけ上は同じ5%のコストカットです。
    そんな馬鹿なことしないよ。
    と思うかもしれませんが、意外とやってしまっている経営者が多いのが実情です。どうしても目先の利益に迷ってしまうんですよね。

    その支出は消費(安いほうが良い経費)なのか投資(売り上げを生み出す経費)なのか、意識していますか?

    もちろん、経営者としては単に消費か投資かではなく、経費を経費で終わらせないお金の使い方を意識することも大事なのですが。

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    個人も、会社も、お金は目指す目標を実現するために使わなくてはならない 。(ドラッカーと会計の話をしよう/林總)

    ご利用は計画的に。
    ではないですが、消費と投資を間違えてはいけません。

    特に中小零細企業では。


    キツイ言い方をすれば、借金だらけなのに会社のお金で営業車と称してベンツを買ったりしていませんか?
    と言うこと。

    売り上げを上げるために使うお金が投資であって、社長の趣味に使うお金は得てして消費で終わってしまうことが多いのです。

    私も、さすがにベンツを買ったりはしませんでしたが、過去を振り返れば多少は心当たりがあります。

    注意しましょう。



     

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    帯の「リストラしても利益は増えない」に共感して購入した一冊を久しぶりに再読。

    この著者お得意の小説仕立て。
    不採算ファミレスの建て直しにアルバイトの女子大生が挑みます。

    内容的には管理会計(+ドラッカー&バランススコアカード)と言った感じ。
    BSCに付いては概略だけですが。
    管理会計のイメージを掴むには良い本です。



     

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    経営計画の意義やざっくりとしたイメージが理解できます。

    顧問の税理士さんや銀行さんから「経営計画を作りましょう」と言われているけど右も左もわからない、と言うレベルなら、経営計画の作成に取り組む前にとりあえず読んでみる価値はあります。

    ただ、「はじめての~」とある通り入門書としてはオススメですが、当然これを読んでも経営計画は作れません。

    よくある質問がまとまっているので、駆け出しの経営コンサルタントや税理士がクライアントへのネタ本として使うには1冊あっても良いかもしれません。

     

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    よくまとまっています。従業員10人が視野に入ってきたら読んでおきたい本です。

    社長!社員が10人になったら読む本です
    黒字経営を実現する会計事務所の会
    あさ出版
    2008-08-21

     

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    タイトル:ドラッカーと会計の話をしよう
    著者:林總
    読数:5読目すでに何度も読んでいるぐらい影響を受けた1冊。今回あらためて目に付いた点を挙げると
    • 会計の知識では正しい経営判断はできない。

    • 損益計算書を見ても、お金がどのように使われたのか、何も書かれていない。

    • かかったコストは書かれていても、どれだけムダがあったかは決算書とにらめっこしてもわからない

    • ABC(原価計算)の登場で管理会計がやっと時代に追いついた

    • ビジネスプロセス全体で考える

    会計年度という期間で区切った決算書は過去の情報であり、期間利益(事業単年度における利益)に捉われると正しい判断ができなくなる。
    それを踏まえて月次決算をやる意味は、単月の利益を見ることではなく、数字の流れを見ることにあるのだと思う。

    帳簿に現れないムダをどのように見つけ出すかも経営者やマネージャの仕事。知識とセンスと経験の3つが必要なのだと思う。
    ABC原価計算、以前も勉強しようとして挫折した記憶が。でもやっぱり気になる。わかりやすい本を探すか。

    内部にプロフィットセンターは存在しない。あるのはコストセンターだけである。ビジネスプロセス全体で価値を創造する。ポーターのバリューチェーンを思い出した。あれも、価値は各部門の連携や一連の流れの中で生み出されると言っていたはず。近いうちに読み直してみよう。

    通読では5回目だが、たまにパラパラをめくって読んでいるせいか本に痛みが見えてきた。予備にもう1冊買っておくかな?
    コミック版も出ているみたいなのでそっちもそのうち買おう。




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    タイトル:社長のための1年で会社を黒字にする方法
    著者:武田雄治
    読数:2読目3分ぐらいでざっくりとまとめると

    • 「記録すること」は「なんとなく」と言うあいまいな事実を「見える化」することができる
      →月次決算やれ

    • 重要なのは「正しく記録すること」と「タイムリー」に記録すること
      →「損益区分」を正しく、「発生主義」で記帳、「費用収益対応の原則」

    • 黒字を達成するには「売り上げを増やす」か「粗利率を上げる」か「販管費を減らす」

    • 順番が大事(コスト削減をやってから売り上げ拡大を図る)

    • 会計には財務会計と税務会計がある。
      →公認会計士は財務会計の専門であり、税理士は税務会計の専門家。


    私の10余年の経験からも、月次決算を真面目にやってた年度は業績が良かったので、月次決算が大事というのはとても実感していて、クライアントや友達の経営者には月次決算を勧めています。
    弥生会計のインストラクター資格を持っているので建前上は弥生を勧めてますが、ぶっちゃけ弥生でなくても、会計王でもJDLでも最近流行のクラウドの会計ソフトでも良いから月次決算やっとけって思う。

    久しぶりに改めて読み直して、損益区分と発生主義は意識していたが、費用対収益対応の原則につてはすっかり失念していたことに気づいた。
    コスト削減の話については、やっぱり会計士(税理士)であって経営者ではないな、という物足りなさがあるが、順番が大事(売上拡大よりもコスト削減が先)という話には一理ある。
    ん?最初に読んだときも理屈はわかるけど・・・と思った気が。
    でも全体的に良書。たまに読み直したい1冊。


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